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  • Interview 01現在の担当業務について教えてください。

    私は、国内トップシェアを誇る電磁界解析ソフトウェア「JMAG」の開発を担当しています。電磁界解析は、スマホやパソコンから自動車、飛行機、産業機械まで幅広く工業製品に使われているモータの設計などに用います。その他にも焼入れ、焼嵌めといった生産技術から電磁調理器の設計開発まで、ものづくりの様々な用途で利用されている誘導加熱現象の解明にも役立つ技術です。私に課せられたミッションは、電磁界解析の数値計算を担うソルバーの高速化です。例えば、お客様が数週間を費やしていた数値計算を業務時間の8時間以内で行えるというように、主に高並列計算、高分散計算の効率向上に取り組んでいます。社会における電磁界解析の重要性は、今後も高まり続けていくと見られています。具体的には、今後電気自動車がもっと普及すると、モータの高機能化、省エネ化が進み、その開発を支える電磁界解析にもさらなる高度化、効率化が必要となります。

    Next Interviewリーダーシップを発揮した経験を教えてください。

  • Interview 02リーダーシップを発揮した経験を教えてください。

    リーダーシップを意識することは、成長への第一歩だと考えています。ただし、私にとってリーダーシップは、「リーダーと呼ばれるポジションでチームのメンバーを率いる」ということではありません。「これができたらいいのに」と自分が思いついたことを「だったらやればいいじゃないか」と自ら動いて形にすることだと考えています。私が仕事でリーダーシップを初めて発揮したのは、入社2年目のことでした。私が手掛けているソルバーの高速化に向けた開発業務では、新たに実装したプログラムのデバック作業や計測作業に大変な手間を要していました。そこで、「夜間帯のうちに自動的に作業が終わっていれば、もっと開発がスピードアップできるのに」と、上司にデバッグや計測作業の自動化ツ—ルの導入を提案して、実行に移しました。自動化による効果は順調に出ていて、従来よりも膨大なデータの検証が可能となった結果、それまでのバージョンに比べ、6倍の高速化を実現することができました。

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  • Interview 03業務での困難をどのように乗り越えましたか。

    初めて開発業務を任された時、正直にいうと自信はありませんでした。なぜなら自分が主体となって業務を進めた経験がなかったからです。それまでは先輩が定めた要件に基づいてプログラムの実装やテストなど、指示に伴う実装作業がほとんどでした。当初は戸惑った私でしたが、待望の開発案件を任されてもらえるわけですから、すぐに気持ちを切り替えました。「そもそも開発業務の重要スキルであるプログラミングは、自分の得意領域であり、自分の強みを打ち出していけばいいんだ」と考えました。結局、その案件は従来の開発で苦労していた課題を解決するなど、非常によい成果を出すことができました。ただし、その成果は私だけの力によるものではありません。「これだ!」と決めたら突っ走りがちな私を、「きちんと結果を分析した上で、次のステップに進んでみよう」と開発方向が逸れることがないようにマネジメントしてくれた上司や、多様な視点・意見によって私の判断をサポートしてくれたメンバーたちのおかげです。

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Column私の目指す姿〜憧れの先輩社員〜

私が目標としているのは、JSOLに入社するきっかけをつくってくれた方で、現在の上司でもあるJMAGビジネスカンパニーのK.Sembaさんです。私にとってSembaさんは、成長を促してくれる人です。私が自分の力で答えを見つけ出して行動を起こすまで見守る。そんなスタンスで接していただいたことにより、本当の意味で成長してくることができたのではないかと感じています。また、私たちの業務は、大量のデータからなる測定結果を扱いますが、Sembaさんはいかなる時もすべてのデータを丁寧に扱います。些細なデータ結果であっても安易に放置せず、細かく確認することで重大な課題の見落としや障害を未然に防ぐということもありました。データから価値を生み出す仕事ともいえるソフトウェアエンジニアとして、目指すべき姿だと思っています。

Message先輩社員からのメッセージ

JMAGビジネスカンパニー R&D統括 K.Semba

Nagaseさんはソフトウエア開発の知識と、未知への探求心とを持ち合わせています。それを活かし、JMAGソフトウエアの核とも言えるソルバープログラムの性能向上を実現しています。今後は顧客の要求を咀嚼すること、自身の専門分野を広げること、およびメンバーの更なるリードをお願いします。期待しています。

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